「仙の庭」
芝庭から黒い版築の壁をぬけると、そこに広がるもみじ谷。滾々と湧く、清らかな水の流れ。そこには過去の繁栄である城積みと瓦土塀、土塀と石積みは朽ちかけているがそこに自然の持つ力強さを表現した。目で見るだけでなくこの空間の中で感じてほしい。(仙とは人と山の共存する場所)また、線の庭とは同じ時期に同じ設計で違う表現。
「兵どもが夢のあと・・・」
石積みの上に土壁と瓦を重ねてしつらえた土塀。土塀にはえる雑草は趣あるものに変わる。庭という名の異空間。人それぞれに思いを馳せる場所は変わるものです。